渇望するほどの情熱や感情を抱いている「今」を大切にしよう。

Yさんは元々、貧乏な家庭に育ち、子ども時代に新聞配達をしてて

中学の頃はラーメン屋でバイトし、高校の頃にはそのラーメン屋で店長をしてたそう(笑）

働いたお金で、いつかこのバイクを買おう、いつかこの車を買おうと夢見ていたYさん。

自分で稼いだお金で、そのバイクを買った時の感動や嬉しさというのは、

当時、とてつもない喜びだったのだそう。

今は、お金が余るほどあるから、欲しかったバイクも車も、サクッと買えてしまう。

行きたかった所にも、すぐに行けてしまう。

それはそれで楽しいし、喜びもたくさんあるけど、

あの頃の、渇望するほどの情熱や感情、達成した時の喜びは、

今はもう味わえないんだよ　と言ってた。

だから今、とてつもなく苦しくて何かを渇望している、

渦中にいる時というのは、一刻も早くそこから抜け出したいと思うし、

今この瞬間、この場所を味わうことなんて無理だ、嫌だと思うかも知れないけど、

苦しくてもがいてる期間って、実はとても貴重なんだよ、と。

幸せになって、幸せな日常がふつうになってしまったら、

もうその感情はなかなか味わえなくなってしまう。

あの、渇望するような情熱や、達成した時の喜びを味わえなくなってしまう。

だから、中々手に入らない～！って、もがいて苦しかったり、

少々手こずるくらいの方が、面白いんだよ。

それが人生のスパイスなんだよ。